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のどの病気の症状・処置・処方・生活上の注意

口内炎

症状:舌がしみる
処置:軟膏塗布(ぬり方御指導します)
処方:軟膏処方、うがい薬(消炎剤)
生活上の注意:年に何回も繰り返す場合にはお伝えください。対応方法を御指導します。

急性咽頭炎・急性扁桃炎・溶連菌感染症

症状:のどの痛み、のどのはれ、発熱、扁桃に白いポツポツとした膿栓がつくが、徐々に広がる。関節痛。
検査:溶連菌の迅速検査、尿検査
梅毒、淋病、クラミジア等の性病検査をご希望の場合は明瞭にお伝え下さい。こちらからはお伺いしにくいものです。
処方:抗生物質や消炎酵素剤の内服、ヨード液などのうがい薬
生活上の注意:溶連菌が出た場合は抗生物質を途中で止めずに10日間等必ず全量飲み終わってください。溶連菌に対しての抗生物質を飲み始めてから24時間は登園等はできません(周りにうつるので)。安静、水分栄養補給、ヨード液などでのうがいをする。

風邪・かぜ

症状:のどの痛み、のどのはれ、発熱
処方:かぜ薬(風邪の9割はウイルスによりおこるので抗生物質はききません)、うがい薬、38℃以上あれば安全な解熱鎮痛薬等。
鎮痛解熱剤は体温を下げ、ウイルスに対しての中和抗体産生量(ウイルスをやっつける免疫力)を下げてしまうので、一般的に38.5度を超える場合に使用することとされています。例えば風邪類似症状の新型コロナウイルス感染症では後遺症が問題になっていますが、体内の中和抗体が多い方が安心です。発熱が軽度で上記理由により解熱鎮痛剤が出されていない場合などもあり、解熱鎮痛剤をご希望の場合には薬局からでもかまいませんので明瞭にお伝え下さい。
生活上の注意:安静、水分栄養補給、うがいをする。
風邪のウイルスによるのどの痛みは場合により3週間続く場合もあります(少し位我慢してとは言いませんが、痛いのをとることと治ることは少し違い、統計を取ると解熱鎮痛剤を使うと風邪の治りは2日遅くなるといわれています)。

インフルエンザ

症状:発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、消化器症状
検査:インフルエンザの迅速検査
生活上の注意:発症から48時間以内に治療を開始する必要があります。予防として症状を軽くすることのできる予防接種とうがい、手洗い、マスクがあります。休みを要する期間―大人は発症の翌日から数えて5日を経過し、かつ解熱後2日まで、幼小児は発症の翌日から数えて5日を経過し、かつ解熱後3日までです。なお、当院ではインフルエンザの予防接種は行っておりません。

慢性咽頭炎、舌痛症

症状:のどの違和感、舌痛症では舌の痛み
処方:消炎酵素剤の内服と消炎剤のうがい、人工唾液
誘因:アデノイド増殖症、慢性副鼻腔炎、鼻茸、糖尿病
生活上の注意:ストレス、疲労、タバコ、睡眠不足を避けて慢性咽頭炎が急性増悪するのを避ける。規則正しい生活と消炎剤や紅茶、緑茶のうがい。イソジンでの3週間以上のうがいは好ましくありません。

習慣性扁桃炎

対応:年に4~5回高い熱を出して学校や仕事を休む場合は手術となりますので、大学病院等を御紹介致します。
処方:抗生物質の内服、消炎酵素剤、うがい薬

扁桃肥大、アデノイド増殖症

症状:いびき、口呼吸、呼吸が止まる(寝ている間)
検査:鼻咽腔ファイバー(電子スコープ)
対処:手術が必要なサイズの時は、大学病院等を御紹介させて頂きます。寝ている時、呼吸が止まっている等あれば教えて下さい。

扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍、咽後膿瘍

症状:のどが腫れる、のどが痛い、口が開きにくい、発熱
処方:抗生物質と消炎酵素剤の内服、ごく短期間のステロイドの内服
生活上の注意:のどの腫れがひどく呼吸が苦しい感じがしたら、入院できる大学病院等を御受診ください。その際、過去の抗生物質等がわかるお薬手帳等をお持ちください。

急性声門下喉頭炎(仮声クループ)

症状:1~3歳児に多く、風邪から移行し、ヒューヒューという呼吸音、ケンケンという犬吠様の咳、声がれ、横になれず、座って息をしている
処置:温冷風のでる空気清浄機の隣で空いた窓に向けて1人ずつネブライザー吸入(ステロイド、現在全て1人1台ずつ滅菌済みの超音波ネブライザーでおこなっております。)
処方:ステロイドの短期処方や、気管支拡張剤の内服
生活上の注意:改善が乏しい場合、大学病院等を御紹介いたします。

慢性喉頭炎

症状:声がれ、長く話しにくい、高い声が出ない
原因:声の酷使、タバコ、大気汚染、口呼吸、慢性副鼻腔炎
処置:温冷風のでる空気清浄機の隣で空いた窓に向けて1人ずつネブライザー吸入(現在、全て1人1台ずつの滅菌済みの超音波ネブライザーで行っております)
処方:消炎酵素剤の内服、うがい、原因疾患があればその処方
生活上の注意:声がかれたら元に戻るまではあまり話をしない。

声帯ポリープ

症状:声がれ、高い声が出にくい
原因:声の酷使、タバコ、大気汚染、慢性副鼻腔炎など
処置:温冷風の出る空気清浄機の隣で空いた窓に向けて1人ずつネブライザー吸入(現在、全て1人1台ずつの滅菌済みの超音波ネブライザーで行っております)
検査:喉頭ファイバー(電子スコープ)で画面で見ていただけます
処方:消炎酵素剤の内服、うがい
生活上の注意:声がれが治るまで出来るだけ話をしない。改善がなければ手術の為の大学病院等を御紹介させて頂きます。

気管支喘息

症状:呼吸が苦しい、咳、のどの違和感、のどにまくがはるかんじ
処置:温冷風の出る空気清浄機の隣で空いた窓に向けて1人1台ずつの滅菌済みの超音波ネブライザー吸入
検査:1人1台ずつの滅菌済みのピークフローメーターでの呼吸機能検査
処方:気管支拡張薬、ロイコトリエン拮抗薬、ステロイド等の吸入薬、場合によりごく短期のステロイド内服処方
生活上の注意:吸入薬の吸い方を御指導します。インターネットで3000-4000円程度でピークフローメーター(性別、年齢別、身長別平均値がわかるものがよいです)も売っています。ご希望の場合、ご紹介します。禁煙。
空気清浄機は0.1マイクロのウイルスまで99%以上のぞけるものを選び、自分の部屋、寝室、リビング等におく。
エアコンのフィルターをこまめに掃除する。
畳でなくフローリングにして、カーペットはやめる。ダイソンレベルの掃除機で畳1畳分の広さを1分かけて向こうからこちらに向けてゆっくり掃除する。
布団に同様に布団掃除機をかける。洗える布団カバー、枕カバー、夏物布団などはこまめに洗う。ダニは6月に卵を産むそうです。
ペットと寝室をわける。ペットの飼育をやめられなければ、ペットの部屋に空気清浄機をおく。
掃除や漂白の塩素系漂白剤は酸素系漂白剤に変える。
夕食後に呼吸が苦しい感じになるときは、夕食のボリュウムが少なくなるように、朝食、昼食、おやつ時間などに食事量を分散する。
お風呂はおへそまで入る。
急な発作時などで寝るときは30度ヘッドアップなど、上体と頭が下半身より高くなるように、角度を変えられる座椅子や布団などを積むなどして寝る。お薬とご自分のピークフローメーターで改善具合や自己最良値からどれくらいおちているかわかれば、過去の経験から少し安心することができるかもしれません。

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